【FCイベント】宮澤佐江FC いつどこさえちゃん Final「SAE IS GOD」@有楽町朝日ホール 20180729
早々に深夜バスが故障。修理の業者が来てまた動くまで2時間ほど足止めをくらったり台風の影響をもろに受けたりしながらもなんとか無事東京にたどり着けました。
【はじめに】
本稿および当ブログで書かれている宮澤佐江ちゃんの発言は、必ずしも一字一句全てが正確なものではありません。
手帳のメモとTwitterのレポを参考に記憶と記憶をつなぎ合わせた中で生まれたニュアンスが含まれています。これはいちファンが感じたパッションを忘れないための備忘録。
7月29日を追想します。
【影アナ】
イベントタイトルにちなんで高らかに「My name is GOD!」の元気な声から始まりました。
噛み噛み芸は健在で注意事項読むのに戸惑ってるだけで会場は爆笑の嵐。
そんな中出てきたのがこの美人ですよ
宮澤佐江~~~~!!!!!
また可愛いを更新したな???今まで見た中でいっっっっっちばんに、爽やかで、健康的な美人で、中性的な影を残した大人の女で・・・バカヤロウ形容詞を並べたところでこの極上な愛らしさは語り尽くせんわ!!!!!!!!!!!!!!!
しかもなんだ、浴衣か?????反則やぞ!!!!君がいた夏は遠い夢の中ってやつかぁ?でもそのあとに続く歌詞が「空に消えてった打ち上げ花火」だからちょいちょい待って…さえちゃん空に消えないで…なんて思いながら見惚れてたら登場から数分の記憶がぶっ飛びました。
【オープニングトーク】
MCはキクチウソツカナイ。さん。
私は不参加でしたが2月に行われたFCイベでも司会をされていたようで。今回が2回目ということもあり、気の知れた相手ならとことん暴走するコミュニケーションモンスター宮澤を適当にあしらいながら的確なツッコミを投げかけるトーク回し。なんだか見ていて微笑ましかったです。
キクチさん「(イベントタイトルの)SAE IS GODって笑」
佐江ちゃん「みんなにとって佐江は神様でしょ?」
(客席微妙な反応)
佐江ちゃん「滑ったみたいになってる!」
初めから元気フルスロットルで舞台上を駆け回ってましたが、この時はまだ浴衣姿の衝撃が続いていたのでただただぴょんぴょん跳ねる佐江ちゃんをぼーっと眺めていました。
客席の反応が悪いように見えたのもおそらくみんな浴衣姿の佐江ちゃんに見惚れていたから。
そんなどさくさに紛れて「今回、(活動一時休止の)理由を聞きたくて来た人も多いだろうけど言わないよー?いつも通り楽しんじゃうよー?」とぶっ込んでくる場面も。
余談ですが、昔某掲示板で選抜総選挙投票期間のヲタクの特徴って話題で「宮澤のとこは信者ばかりが集まる宗教団体」と揶揄されてるの見てあながち間違ってはないな・・・と妙に納得したのでファンにとって佐江ちゃんは信者を導く神様というのも考え方の1つとしては大いにありなんじゃないかな。
【オールサエチャンズニッポン】
某深夜ラジオのパロディ。事前に募集していたファンからのお便りに答えるコーナー。
端に座っているファンに「見えにくくない?大丈夫?」と話しかけたり「ごめんね背中ばっか見せちゃって」と気遣う姿にああ〜無限に好きだ…となりました。
<質問>自身の中で変化があったことは?
佐江ちゃん「パクチーが食べられるようになった。」
佐江ちゃん「あとお酒が飲めるようになった。味わえるようになりましたね。」
<質問>逆にファンへ質問はありますか?
佐江ちゃん「ない!ありすぎてない!(中略)そうだなー、何で佐江を好きになったのか聞きたい。きっかけとか。」
キクチさん「佐江ちゃん好きになって人生変わったって人いますか?」
面白いことを聞くなあと思いました。佐江ちゃんのおかげで毎日がきらめいている人なんて沢山いるだろうに。
個人的にあの会場にいた人だけじゃなくて全ての佐江ちゃんのファンに好きになった瞬間を聞きたい。好きなんですよね。きっかけを語るファンが。
#佐江ちゃんを好きになったきっかけ
みたいなテーマないかな。なくとも彼女がいつか芸能の世界に帰ってくるまでには一筆したためようと思・・・いま・・・す。(言質取ったぞ)
なにかの検索に引っかかってこの記事にたどり着いた佐江ちゃんのファンも文章に起こしましょうよ。巻き込んでいくスタイル。(まずはお前が書け)
【夏祭りコーナー】
<輪投げ>
輪投げする佐江ちゃんをひたすら眺めるコーナー。成功するたびに佐江ちゃんへお菓子が与えられます。
1回目 うまい棒
佐「ふまいぼーう」(ドラえもん風に)
2回目 チョコボール
3回目 カツ
佐「・・・カツ・・・」(不発)
引っかかった棒の裏には「朝起こされたけどもう少し寝ていたいときに言うセリフ」みたいな甘い言葉の罰ゲームお題が書かれていて照れながらも言ってくれました。女優さんだもんね。
<お題>上手く歌えなくて泣いている後輩を慰めるセリフ
佐「え~上手く歌えないのぉ?(中略)会いたかった♪会いたかった♪会いたかった♪き゛み゛に゛~~~」(ガバガバ音程)
まるで幼児をあやすような言い方。結局慰めきれてないというね笑
<お題>朝起こされたけどもう少し寝ていたいときに言うセリフ
佐「じゃあちゅ~して・・・」(イジリー岡田さんゆずりの高速ベロ出しと共に)
<お題>帰りたくないときに言うセリフ
佐「この顔見てわかぁんなぁい?」(胴体を雑巾絞りのようによじりながら)
全体的に照れまくって最後変な動きを追加してしまう佐江ちゃんに対してスルー気味にあんまツッコまないキクチさんと更に照れ隠しで身体をくねくねさせる佐江ちゃんの光景が目の前で繰り広げられていて見てて楽しかったです。
こういうセリフを言うコーナーはラジオでよく聞いていたのですが、視覚も加わるとなるとなんだかくすぐったい気持ちになりますね。
<射的>
抽選で当たったファンが壇上に上がって2ショットチェキ券や握手1分券をゲットするために奮闘するコーナー。他にも「秘密を教える」とか「キス」なんて札もありました。
前3つはぺらっとした紙だけど「キス」だけ木箱みたいな重たそうな材質のものに貼り付けられていました。つまり絶対倒せない仕様になっているということ。
ファンがちゃんと撃てるか後ろで見守りながらも当たろうがびくとも動かないキスの箱に「してやったりだぜ!」の表情でゲラゲラ笑ういたずらっ子全開の佐江ちゃんでした。さすが末っ子。
【ライブパート】
<セットリスト>
M1. 好きだ。/Little Glee Monster
M2. I WISH/モーニング娘。
M3. 引っ越しました/AKB48 TeamK
M5. 旅の途中/宮澤佐江と仲間たち
浴衣からFCグッズのTシャツにジーンズとラフなスタイルにチェンジ。
佐江ちゃんが自分自身に向けたような、それとしてファンにも向けたような、どっちとも捉えられるようなセットリストでした。
『好きだ。』
リトグリの曲をしっかりと聴くのはこれが初めてでしたが、高めのキーが佐江ちゃんのスパーンと突き抜けるハイトーンボイスと絶妙にマッチして耳が幸せでした。佐江ちゃんは自分の声が嫌いだと言うけど、そんなことない確かに好きな人間はここにいるよ!と声を大にして言いたい。
どんな本にも 書いてないよ
ぼくたちの幸福論さ
「夢を追うための痛みは傷にならない」
だから・・・・・跳べ!*1
RESET公演千秋楽の壮行会で『ファースト・ラビット』を選んだように、佐江ちゃんもまた自分の夢を探しに飛び跳ねるうさぎになるんですね。
『I WISH』
元ハロプロの真野恵里菜ちゃんと一緒に泣きながらこの曲を歌ったこともあるみたいで。*2そういえば真野ちゃん結婚おめでとうございます。
真野ちゃんも、佐江ちゃんも、これからの人生が素晴らしいものになりますように。
『引っ越しました』
ボロッッッボロに泣いた。最後まで笑顔で見送ろうと思っていた小さな決心とも呼べない目標はここで崩れ去りました。
私はAKB48チームKとしての宮澤佐江ちゃんをこの目で見たことがありません。
少しだけ身の上話をします。佐江ちゃんが上海移籍を決めた2012年の夏まで、私はまだ動画を見る以外のパソコンの使い方も、ライブビューイングの存在も、通学範囲外の場所へ行くための電車の乗り方すらもよく分からない無知の塊でした。
テレビ・ラジオ・紙媒体が主な情報源だったので、佐江ちゃんのいるチームKというのは永遠に画面の向こうにいる平面の存在でした。
身の丈以上の無理をした応援はしないと決めているし、当時15歳の地方住み学生が親の目をかいくぐって東京へ行くことは今考えても不可能だけど、あのときもう少しアンテナを張っていればどうにかなったのではないか?と考えるだけで悔やんでも悔やみきれません。
そんな5年以上抱えた後悔を越えて、やっと会えましたね。*3
ずっとずっとずっとずっと、画面の向こうから見ていました。
映像で見るよりもずっと腕の動きがなめらかで関節がグニャグニャしてキラキラのオーラみたいなものが周りに舞っていて・・・なにより立体的で生の波動を確かに感じました。
厳密に言えば彼女はもうチームKどころかとっくにアイドルを卒業しているし、ちゃんと卒業の瞬間は現地で見届けられたけども、この日この時この瞬間『引っ越しました』を歌い踊っていた姿は私がずっと見てみたかったチームK宮澤佐江の延長線上にいる存在でした。
嗚咽が出るほど泣きじゃくりました。それと同時にずっと砕けないはずだった心の流れをせき止めている後悔の氷が優しく溶けていくようで、私の中に残っていたチームKに対しての未練がすーっと消えていったように思います。
緑色のサイリウムを振れて良かった。佐江ちゃん、この曲を選んでくれてありがとう。
『ひまわりの約束』
グズグズに泣いている矢先飛び込んできたAメロの歌詞が
どうして君が泣くの まだ僕も泣いていないのに*4
すま~~~ん!!!
心読まれてる!
佐江ちゃんエスパーなの?テレパシー得意??
せっかく活動一時休止前最後のステージなんだから泣いてないでちゃんと見るんだよ!のメッセージだと解釈してぼやけている視界をクリアにするためなんとか涙を拭えたと思ったら次の曲が
『旅の途中』
こんなん泣くに決まってるやんけ!!!!!!!!!!!!!!!
号泣その②
卒業ソングって卒業コンサートと卒業公演以外でなかなかお目にかかれないのに最後の最後でフル歌唱、しかもソロで歌ってくれるなんてこんな幸せなことある?
2番サビ前の「それでもいつも微笑んでた」で三日月をひっくり返したような目がクシャッとなくなる満開スマイルを見せてくれてやっぱり宮澤佐江の笑顔は宇宙で1番のきらめきを放っているなと再確認しました。
Twitterにも書いたけど、ファンが歌う箇所を設けてくれたり
旅の途中のアーティスト名は「宮澤佐江と仲間たち」なんですよね
— きなこもち (@kinako_sae) July 30, 2018
昨日のライブパートでラスサビ前の本来2期生が歌っている箇所をファンにマイク向けて歌って〜ってやってくれて。
あの瞬間ファンは「宮澤佐江と仲間たち」の仲間たちとして曲を構成する一員となれた。優しい時間だったな
旅を続けて愛を知ったよ
離れても心は通じ合えたこと
見上げた空はどこまでも続く
僕たちは同じ夢を見ている*5
改めて歌詞をじっくり読むと、もしかして「旅を続けて愛を知ったよ」って歌詞は佐江ちゃんの最終所属グループが愛知県のSKE48だったことにかけてるのかな・・・
そういえば佐江ちゃんて秋元Kの全国ツアーしかり卒業コンサートしかり演出が上手いって評価されてた*6のを思い出しました。ここでもその構成力にぶん殴られるとは。
締めはファンからのサプライズで委員の方が配ってくれたガーベラの造花を掲げながらみんなで佐江ちゃんへ向けてAKBの『約束よ』を合唱。記憶に焼き付けるように目を大きく開いて首で小さくリズムを取りながらしっかりと聞いてくれていました。
ガーベラの花言葉は「希望」「常に前進」。
【最後の挨拶】
最後だからといって特に改まったりもせず、いつも通りの和やかな雰囲気で話してくれました。
・もしこれ(活動一時休止)が苦しい決断ならこうやってみんなの前に元気に立てていない
・ネットで引退って書かれてるの見ると引退じゃないんだけどな~って笑
・今すごい前向きで!むしろこんな大きな会まで開いてもらってなんか・・・水くさいな~だから後で「佐江ちゃんすごい楽しそうで明るかったけど絶対無理してるよね、本当は辛いのに」みたいなツイートするのほんとやめてね。マジで
・生存確認はインスタで
・お休みの間もちゃんと節度ある行動を心がけますね
・女優として顔をまたみんなの前に出せるように頑張りたいと思います。なのでこれからも温かく見守っていただけたら。
最後のメッセージを聞いた感想としては多くの人が気になっていたであろう引退じゃないって言葉をサラッと言ってくれてほっとしました。「100%戻ってくるとは言い切れないけど」とも言っていたけど、そんな休むことを決めた端から確約された未来のことなんて示さなくてもいい。お休みすることに対して佐江ちゃん自身が前向きに考えているようなので、ファンはそこまで不安にならなくてもいいのかなと。
天真爛漫な佐江ちゃんの「陽」の部分が終始炸裂してあっという間でした。
ゲラゲラ笑い転げたしぼろぼろに泣きました。
幸せな時間をありがとう。
また会う日まで。
【握手】
レポ?とんでもない。これはただの事故
目の前にした瞬間涙がぼろぼろ出てきて頷くしかできなくなる
佐「あーーもう!笑うんうんうんうん!」(私の頷きに合わせてうんうん言いながら同じ動きをしてくれる優しい佐江ちゃん)
私「す゛っ゛と゛待゛っ゛て゛ま゛す゛」
佐「なに?」
私「す゛っ゛と゛待゛っ゛て゛ま゛す゛」
佐「な、なに?」
私「ずっと、まってます・・・」
佐(表情がパッと明るくなる)「あ~!ほんと?嬉しい-!」
私「(言語が通じた喜びで再び泣く)」
ここで剥がしに促されたので退散しようとする
佐(私の手を引っ張って)「またね!」
私「!!!??!!ンアッ??ま、ま、またね」(向こうからアクションを起こしてくれるとは思わず心臓が飛び出す)
虚空に手を振りながら退場
お前~~~~!!!!お前お前お前お前~~~~~!!!!!!!
もっと!!!!!!
人間語を!!!!!!
喋れよ!!!!!!!!
握手初めてじゃないのになあ・・・
人の姿を保てていないヲタクにまでしっかりと向き合って言葉を聞き取ろうとする佐江ちゃんの姿勢にひたすら感謝。
佐江ちゃんの方から「またね」って言ってくれて嬉しかったな。
そんなこと言われたら期待しちゃうじゃないですか。
【おわりに】
正直書きたくなかったです。書くと思い出になってしまうから。
でも書かないと2018年7月のまま自分の中の時間が止まってしまいそうで、その方がもっと嫌でした。
推しに幸せになって欲しいと願う自分とずっと芸能の世界で活躍する姿を見続けたいわがままな自分がせめぎ合っています。
恋愛をすることや家庭を持って子どもを育てたりすること、今以上に打ち込める新しい何かを見つけられることとか・・・なんでもいいんです。彼女自身の手で幸せと感じられる事象に巡り会うことができるのなら。幸せと聞いてまず思い浮かぶのが結婚なんて陳腐な想像しかできない自分の思考に呆れるばかりだ・・・
でも、もし彼女にとっての幸せが芸能の世界に戻らないことだったらのパターンを考えるだけで吐き気がするし受け止めきれる自信がありません。
応援や精神的支柱を超えてもはや依存レベルにまでなっていたんでしょうね。情けないなあ自分。
いやさっき幸せになって欲しいとか書いてたくせに・・・矛盾です。なにもかも。
ただ寂しいだけなんです。寂しくて寂しくて仕方がない。
さてこれからどうしましょう。
そういえばイベントが終わった後、友人とご飯と食べてる時に「無理に物分かりのいいヲタクにならなくていい」と言われて心が軽くなったのを覚えています。
思い出にしたくはないから過去ばかり見つめてしまうかもしれない。
真っ直ぐ歩けないかもしれない。
宮澤佐江ちゃんがいなくても世界は回ることに失望して何度か地球のことを恨むかもしれない。
それでもいいから決して時間を止めることだけはせずに自分のペースでゆっくりと現実に向き合っていこうと思います。
もしもまたいつか佐江ちゃんと会える日が来たら、その時は今よりももっといろんなことを吸収してちょっとでも成長したファンとして迎えたいな。応援にのめり込むあまりおろそかにしてたことを片付けないと。
分からない未来のことに怯えるより、きちんと今を生きることを大切にしたいです。佐江ちゃんからもらったたくさんのときめきを噛みしめながら。
*1:
http://j-lyric.net/artist/a0594cb/l037abb.html
*2:ずっと前に泣きなら一緒にI WISH歌ったことは
いつまでも色褪せない思い出!真野恵里菜 公式ブログ - 宮澤佐江との思い出 - Powered by LINE
*3:宮澤チームSのRESETはあくまでもあの時のチームSのものと捉えているのでこの場合はカウントしてません。「我らがチームS」って歌ってたし。
*4:
http://j-lyric.net/artist/a04c9d1/l032376.html
*5: