水色とハルジオン

それは過去の愛の破片

きらきらときめきサンディーちゃん

Q.卒業コンサートに行った話も卒業公演に入れた話も観に行った舞台のこともなんも書いてへんやん?

 

A.書くことに飽きてた

 

頭の中で言葉を巡らすのは大好きなのにいざアウトプットしようとすると全く筆が進まないなとぼんやり日々を過ごしていたら推しが芸能活動一時休止発表するとかいうまさかまさかの天変地異が起きてしまって脳みそがパンクしました。

そのことについては7月29日に行われるラストイベントが終わった後考えようと思っているのですが、この文章を書いている7月25日現在の気象予報だと当日は台風が直撃するみたいであらぬことを懸念しかねません・・・頼むぞ深夜バス無事東京にたどり着いてくれ

 

その前に7月7日と7月12日の2回に渡って目撃したときめきについて書きます。本題はこっから!

 

 

地球ゴージャスプロデュース公演Vol.15「ZEROTOPIA」を大阪のフェスティバルホールにて観てきました。

一言で感想を言えば「楽しい躁鬱無人島ショー」。お話については正直あんまり・・・ギャグにもシリアスな方向にも振り切れてなくてんんん?って突っ込みどころも多いし。まあ岸谷さん寺脇さんのやり取りを頭空っぽにして楽しめるならいいんじゃないかなあと。

個人的にはVol.13「クザリアーナの翼」が人生で初めてがっつり観た舞台なのでそうそうこの空気感が地球ゴージャスだったなと懐かしみながらもやけに耳に残る楽曲とともに色彩のない島に漂流した人物達を見届けました。

 

 

以下宮澤佐江ちゃんの演じたサンディーについての散らかった感想

 

 

我らが宮澤佐江ちゃん演じるのは耳上のボリューミーなツインテール、全身にまとったフリッッフリの重たいフリルとリボン、歩くときは常に内股、語尾に「ちょ」を付けながら喋る何ともぶっ飛んだ女で目ん玉が7回くらい吹っ飛びました。ここまでぶりっ子な宮澤佐江を見れるのは「ZEROTOPIA」だけ!

 写真右。フリルの暴力。

 

サンディーの過去について

話の舞台となる色彩のない無人島に流れ着いた人たちは何かしら辛い過去を抱えて生きているみたいで、サンディーの過去というのは父親から暴力を受けそうになったところをバットで殴り殺してしまったというものでした。

おそらく性的な暴力だろうなあ。過去の描写で白い布を掛けられてとぼとぼ歩いているとすぐに布を引っぺがされて父親のもとへ操り人形のように連れて行かれる演出があったのですが、白と言えば純潔の色。イノセンスを剥ぎ取られ(=脱がされ)るというのはそういうことかなと解釈しました。

サンディーは回想の父親に向かって絞り出すように「やめてください」と抵抗するんですけどここの声の震えが・・・良い!(語彙力)

あのフリフリな見た目とはかけ離れた生々しくて非人道的な事態に目を背けたくなるシーンではありますが、佐江ちゃんのちょっぴり舌足らずで甘い声はこういう場面で背徳感を掻き立てるのにぴったりだなあと思いました。

 

Jun's Dream

楽しい~~~~~~~~~~~!!!!!!

お話があんまり好きじゃないとかこの際どうでもいい!だって楽しいんだも~~ん!!!となるZEROTOPIAイチ壮大な歌って踊るナンバー。

普段の佐江ちゃんのダンスはキレッキレだけど、サンディーのダンスは一言で形容するなら「プリティー」がぴったりだと思います。直線よりも曲線。四角よりも丸。ピタッと止まるたびにきゅるん♪という効果音が聞こえてきそうなくらい可愛いの暴力でした。楽しい~~~!!!!!!!!!!

 

行水シーン

精神統一できるかな?しながらへんてこな歌を歌う摩訶不思議な時間。だって歌詞が「私はサンディー」って自己紹介しかしてない。

グニャッグニャ曲がってたんですよ。VRサンディー作れるくらい。佐江ちゃんてこんな柔らかく踊ることもできるんだなあ

 

今回一番の収穫は佐江ちゃんの歌がはちゃめちゃに上手くなっていたことなんですけど、え~~~~佐江ちゃんの歌声めちゃ進化して、え~~~~~甘~い!!!可愛いずっと聞いてたいしあわせ~~~~って思いながら聞いていたら記憶からほとんど抜け落ちました。歌詞とか全然覚えてなくてただただ心が満ちていく感覚。

 

「Won's Past」「ワンワルツ」

勝手に心の中でおもちゃ屋さんのシーンと呼んでる。寺脇さん演じるワンさんと一緒に踊ったり星を見つけたり。

数あるサンディーの出番の中でこの場面が一番好きです。ワンさんを中心に踊ってるときの笑顔がとってもキラキラで眩しかった。ただそれだけの理由です。

宮澤佐江ちゃんの弾けるような笑顔が大好きです。でもそれと同じくらい役として演じている佐江ちゃんの笑顔も大好きです。

サンディーの笑顔はお人形みたいに操られていた過去から無人島に漂流して行き当たりばったりで出会った人たちと打ち解けることを経て、このまま悪い人たちの思い通りにはならないぞと前を向くことを心に決めたような、次第にしっかりと意思を持った笑顔に変わっていくのを感じました。好き。

 

 

 

この後の展開はうん????って感じだしやっぱり思い返してみると話自体は好きじゃないなあ。なのになんだか楽しかったなと思える不思議な気持ち。この気持ちを上手く言語化することができないのがもどかしいけど自分にとってZEROTOPIAは好みでもないのになぜか面白くて楽しかった作品だと感じたことをこうやって記しておこう。

 

 

 

 

 

 

 

私は宮澤佐江ちゃんを応援する上で一番に表現する姿を重視しています。舞台の上だろうがテレビ画面を通した向こうの世界だろうが宮澤佐江ちゃんという器を媒介として生まれるキャラクターを観測して勝手に頭の中でこねくり回して自分なりの解釈に落とし込むのがなによりの楽しみです。限りなく消費者に近い目線で応援しているからこのZEROTOPIAを最後に佐江ちゃんの何かを表現している姿をしばらく見れなくなるのが寂しくて寂しくて仕方がないし、未だに芸能活動一時休止に対して受け止めきれずにいます。

2018年の8月が一生やってこなければいいのになあ