水色とハルジオン

それは過去の愛の破片

佐江ちゃんお誕生日公演/ミュージカル「ピーターパン」@御園座 20190813

※ピーターパン2019ネタバレを大いに含みます

 

先月7月21日から始まってるブロードウェイミュージカル「ピーターパン」。今日8月13日は3場所目の名古屋というわけで私自身も4回目の観劇でした。

2019年夏、とっくに始まっています。

 

4回目の感想ってなんやねんまず前3回のぶんは?ってなるわな、私自身もそう思う。でも今日8月13日は我らが(ヲタク特有拡大主語)宮澤佐江ちゃん29歳のお誕生日なわけですよ。

 

つまりね、ちょうど推しの誕生日当日にも公演があって推しがちょうど歳を重ねた瞬間、生まれた時間に同じ空間にいて同じ空気を吸ってしまうトンデモ体験。

しかも私自身表現者宮澤佐江ちゃんに惚れたから女優やってる姿が1番の好物。だからもう幸せのバイバイン。幸福度が宇宙を突き抜けてしまう。

 

もうすでに3回観てるから展開、セリフ、動きなんかはぼんやり頭に入って新鮮さは特にないです。だから今までと違ってステージから離れた2階席のチケットを選択しました。

ありがたいことに7月後半・8月前半の関東公演は1階の良席で眺められたけど私にとって佐江ちゃんはテレビの向こう側の人、遠くにいる人なので。初心に帰るつもりで物理的に遠い席から観る機会を設けられる幸せよ。この1年活動休止してていつ帰ってくるかも分からなかったから「この日はどうしようか」って選べる日がまた来たことに感謝しなくちゃな…

 

オープニングで演者全員が一斉にライト照らされるんだけど宮澤佐江ちゃん演じるタイガーリリーはキャビンアテンダントさながらの敬礼ポーズでとびっきりの1億万笑顔でドーンと構えてるわけですわ。

もう、なに?めっちゃスタイル良いし。脚が日本人女性一般身長くらいある。

なによりキラキラ。2階席にいても届く。

AKBのさよならクロールPV監督を務めた蜷川さんが「佐江ちゃんのいるところだけスポットライトがひとつ増えたみたいに明るい」と仰ってましたがまさにこのこと。

 

で、ダンスと殺陣ですよ。もう最高〜!!!!!

私の少ない語彙を駆使してもこの素晴らしさの1%も伝えられないから観てくださいとしか言えないけどあえて言うなら艶やかなダンス、重量感の殺陣。

ステージ全体を見渡せる場所にいたから頭からつま先まですっぽりと肉眼に収めたのですがもう何度吸い込まれそうになったことか。2幕のインディアンの長として振る舞うダンスは艶っぽさとキレが混ざって不思議な異国感を覚えるんですよね。 

そこに殺陣が加わるとファンタジーが増す。

女の人が歯食いしばって重い武器ブン回すの最高最高アンド最高じゃないですか。人間が人間を倒す覚悟で鈍器を突き刺したら遠心力と重心がぐらつくことをミュージカル「ピーターパン」は教えてくれます。

タイガーリリーの槍は一撃の質量が重い。

 

 

カーテンコールでは誕生日のお祝いがありました。

カテコ2回目佐江ちゃん下がろうとしたらネスミスさんと久保田さんに止められてそのまま幕の前に1人ぽつんと置かれるという。

放置プレイに慌てて作中で久保田さん演じるライザのように本をめくる動作をしてみてもまあ幕は開きませんわ。それでまたさらにあわあわする佐江ちゃんが可愛いのなんの。

タイガーリリー、作中であんなに強く凛としてるのにここだけ佐江ちゃん全開でギャップ…(ズキューン)となりました。

その後ケーキが運び込まれてキャスト観客全員でハッピーバースデーの歌と記念撮影。

佐江ちゃんからは「私事ではありますが本日29歳になりました」というあいさつとカンパニー、スタッフ、観客への感謝を簡潔に。優しい世界。

よかったね…がんばったね… 

 

 

 

改めて、宮澤佐江ちゃん29歳のお誕生日おめでとうございます。 

まず表舞台に帰ってくる決断をしてくれてありがとう。また誕生日おめでとうって笑顔で言える日が、しかも観客席から祝えるなんて思ってなかった。

 

佐江ちゃんの表現が好きだから個人的には演技のお仕事をたくさん見たいけど本人はバラエティや色んなことに興味があるみたいなので、無理さえしなければ佐江ちゃんのペースでなんでもやっちゃえと思っています。

始めるのに遅すぎることはありませんし、あらぬ方向から色んなことに繋がるかもしれませんしね。

実りある1年になりますように。